Laudato Si’ Action Planを通じた地球へのコミットメントの一環として、私たちのカリスマ性を共有するすべての人に、毎月のエコ・チャレンジに参加するよう呼びかけています。
パーム油についての考察
パーム油大変便利です
パーム油は世界で最も多く生産されていて多様性のある植物油です。
そしてパーム油は……
- 他の植物油よりもずっと効率的に生産されています。
- トランス油を含みません。
- 口紅を滑らかにし、歯磨き粉の泡立ちを良くします。
- ピザの生地の質を良くします。
- インスタント麺を早く簡単に調理できるようにします。
- シャンプーにコンディショナー効果を与えます。
- アイスクリームを滑らかにクリーミーにします。
- 石鹸の洗浄効果及び保湿効果を高めます。
- バイオディーゼルとバイオ燃料を生産に使われています。
- 多くのプロセス食品や加工・包装食品に含まれています。
ではなぜ今月のエコチャレンジにこのパーム油に焦点を当てているのでしょうか?
パーム油の問題
森林破壊と生息地の喪失
パーム油の生産は広く成長中の需要の量の結果特にほとんどのパーム油の生産収穫されるインドネシアとマレーシア、また赤道近くのパーム油がよく育つ環境で大規模な森林破壊に至る結果となってしまいました。森林破壊によって失われてしまう生息地の喪失は多くの動物の種類の絶滅や減少や危機に繋がっています。
フランシス法王はラウダート・シの中に記されます:熱帯雨林のエコシステムは大変複雑な生物の多様性を持っており全てを知ることは不可能ですが、これらの森林が開発のためなどに燃やされたり切り倒されたりしてしまうと数年のうちに数えきれないほどの種類の生き物がなくなり、その結果その地域は乾燥した荒地となってしまうことが多いのです。 (LS 38)
地球温暖化
森林破壊と泥炭地を燃やしてパーム油を生産することは多くの一酸化炭素を大気へ出し、空気汚染や気候に関する深刻な問題となっています。
人権の侵害
現地住人の土地を不法に搾取したり、労働を強制させたりという人権侵害がパーム油の植民地で起きています。
解決策
果たしてパーム油をボイコットすることは解決に繋がるでしょうか?必ずしもそうではないようです。
- 他の油はもっと高価で生産するためにはもっと資源を消費してしまう。
- 多くの小規模な土地を持っている人々や農家に多大な影響を及ぼしてしまう。
パーム油を代替することがなぜ解決に繋がらないか
パーム油は多様性があるだけではなく、大変生産性の高い油で、他のどの植物油よりも効率よく摂れる油です。そのため、他の油を使うことが良い解決になるように思われますが、パーム油の代わりに他の油を使うことはまた同じようなーまたはさらに環境や社会に悪影響の結果をもたらしてしまうかもしれません。
パーム油を他の植物油に代替するとなると同じ量の油を生産するためには4倍から10倍もの土地を必要とし、自然と野生にさらに被害を与える可能性があります。パーム油産業は多くの仕事を作ったので、特に小さな農家が世界のパーム油生産の40%を担う現実を見ても、この産業をなくすことはパーム油産業に頼る地方のコミュニティにも影響が出てしまいます。
—世界自然保護基金のパーム油スコアカード
サステイナブルなパーム油
サステイナブルなパーム油のラウンドテーブルは2004年にパーム油の生産に関する問題点や困難な点について解決策を考え、サステイナブルなパーム油の生産の基準を作るために発足しました。その認証制度は供給連鎖を通じたステーキホルダーと共に持続性のあることを認証し、「パーム油が世の中のためになるように」助けます
そのウェブサイトでは個人個人が関わっていく方法も紹介されていて、私たちの使っている製品などのモニタリングも行われています。
様々な商品に含まれる(そしてその多くの派生商品)パーム油の見分け方はこちらのエシカル消費者のためになるウェブサイトで学ぶことができます。
エコチャレンジに挑戦しましょう
今月のエコ・チャレンジではこれらのことをやってみましょう: