私たちは彼女を日本の共同体に迎えて共に過ごし、様々なことを分ちあうことによって、私たちの家であるCarondeletがどこに向かって進もうとしているのかについて、より深い洞察を得ることができたことに感謝しています。
東京ではアルぺ難民センターを訪ねてアフガニスタンとナイジェリアからの難民の方たちの話を伺い、私たちが何に呼ばれているのかを識別する必要性を感じました。津共同体ではコヴナント・コミュニティについて皆で考えることにより、より深い絆が築かれていく希望を見出し、ドムス・ガラシャのシスター達ともその喜びを共にすることができたことは大きな恵みです。
京都が首都になる以前の古代の首都であった奈良を訪ね、1000年以上にわたって人々の信仰を集めてきた長谷寺におまいりできたことも、日本人の信仰のあり方を知っていただく良い機会になったことと思います。延々と続く階段の上り下りは大変でしたが、人里離れた山の中に大寺院を作るのも私たちの伝統です。
また長崎を訪問し、潜伏キリシタンやの日本の殉教者たち、原爆の被害について現地で直接学べたことも、得難い経験でした。特に爆心地では言葉を発するのもはばかられ、神聖な気持ちで祈りを捧げました。
Sr.マリー・ド・ルルド黒木 CSJ
Sr.マリー・ド・ルルド黒木(ロサンゼルス管区)出生地:東京、2019年に入会し、一年間三重県津市、二年間ロサンゼルス、10ヵ月フィラデルフィアのコミュニティで過ごし、現在ロサンゼルス在住。初誓願宣立後、ロサンゼルス・リトル東京近くにある聖フランシスコ・ザビエル教会に派遣される。CSJのコミュニティでの生活と、ここでのミニストリーを日々喜びをもって過ごしている。