私たちの修道会はラウダート・シが描き出した環境的回心に参画し、ラウダート・シ・アクション・プラットフォームの7年計画を導入する決意をしました。このプラットフォームは、私たちがどのような行動を取るべきかを知らせ、指導してくれると共に、私たちはお互いとの関係、そして共同の家との関係をより深く理解できるよう導いてくれます。
私たちは体系的な変革(システマチック・チェンジ)を促すよう、個人的にそして集合的に取り組み、自分達の環境に対する意識を高め、消費パターンを変え、具体的な行動をとるよう努力していきました。私たちの目標は6年毎に行われる修道会総会にて、地球を大切にするための正式な決意事項に下記にて反映されています。
- 1997年には、地球と正しい関係を持つこと、経済的に不当に利用されている人々、貧困に苦しむ、特に女性や子供達と正しい関係を持つことを心掛ける決意をしました。
- 2001年には、私たちは被造物とより深い交わりを持つことを決意しました。
- 2007年には、被造物との一層深い交わりを持つことを決意し、地球のリビング・システムを守り、健康なリビングシステムに戻るよう修復し、特に系統的な変革に取り組むことへの緊急性を認識しました。
- 2013年には、私たちは更によりシンプルなライフスタイルを生きることに取り組み、地球の安定と保全を守るという共通のじゴールを持ち、共に協力し合いながら活動できる新しいパートナーを見いだす決意をしました。
- 2019年、これは一番最近の総会ですが、この総会ではラウダート・シを導入することを誓い、地球が直面している危機と地球温暖化問題に取り組む決意をしました。
この交わりと回心への必要性に対し、「徳のある人生を生きるには、神の創造物のプロテクター(保護者)になるという自分たちの使命を全うすることが不可欠である」(LS216)ということをはっきりと認識しました。
私たちはバチカンのDicastery(部門)であるIntegral Human Development(人間発達に不可欠)とGlobal Catholic Climate Movement(世界的カトリック気候運動)と共に、下記の4種類のアクションを通して、ラウダート・シの7つの目標ターゲットに取り組みます。
- 持続可能:日常の習慣を変え、シンプルなライフスタイルを取り入れ、カーボン・ニュートラル(二酸化炭素を排出しない)な生き方に移る
- スピリチュアリティ(霊性):神の創造物に対する宗教的なビジョンを取り戻す
- 唱道する:地元(ローカル)、州、全国、国際的レベルで持続可能な方策の呼びかけをする
- 社会的行動:公的や民間の組織のリーダー(意思決定者)に圧力をかけ、世論に影響を与える
私たちはSMART(S: specific具体的、M: measurable測定可能、A: achievable達成可能、R: realistic現実的、T: time-bound期限を決めた)の方策を取り入れ、地球をより持続可能にするために、私たちの地球や近隣の人々との交わりに対する影響を位置づけることができます。
環境的・生態的危機は「甚大な内面的回心を強く促し」、私たちの創造主、被造物、兄弟姉妹との関係を再検討させるものです(LS217)。持続可能な地球を目指し、私たちがより深く、より大く活動することを要求します。