女性のためのノヴェナ(9日間の祈り)について
直近の修道会総会では、我が修道会は女性たちを支援することを約束をしました。 「希望の光となるよう努力し、私たちは…自分の声を主張し、包括的な教会と社会を目指して、女性とともに歩むことを約束します…」
全世界のカトリック教会では、「シノダリティに関するシノドス」が開催されており、世界中のカトリック信者から「長期的によりシノダリティな教会となるための道を、神の民全員が進む方法を共に識別する機会を提供するため」のアイデアを求めています。
シノドスの次のステージに向けて、私たちは、より包括的な教会となるために、9ヶ月間、毎月、女性のためのノヴェナを一緒に祈るよう、お願いしたいと思います。そして毎月、私たちは以下のことを分かち合います:
- • シノドス文書から、タイトルは”「天幕の空間を広げよ」(イズ54:2)大陸段階のためのシノドス作業文書”、特に “女性の参加を再考する “に関するパラグラフ60~65の中から引用。
- • 私たちにインスピレーションを与えてくれる教会の女性の略歴の紹介
- • 教会と社会のための祈り
7月のノヴェナ
「 ほぼすべての報告書は、女性の完全かつ平等な参加という問題を提起しています: 『 教会の運営における女性の重要性に対する認識の高まりは、限定的とはいえ、教会の組織構成や意思決定領域へのより大きな参画への可能性を広げている』。(ECブラジル)」
大陸段階のためのシノドス作業文書, 64
シスター・ナタリー・ベッカール、XMCJ
フランス・カトリックの修道女で、ザビエル会会員であるシスター・ナタリーは、イグナチオ・ユース・ネットワーク(現マジスネットワーク)の中で若者の支援を始めました。2008年、フランス司教協議会から学生のパストラルケア(心のケア)の副責任者に任命され、2012年には若者の福音伝道とボケーション(召命)を支援する国家サービス責任者に任命されました。これをきっかけに、フランスとローマの両方で「若者、信仰、天職の識別」に関する司教協議会の準備に携わり、2018年3月に若者のプレ・シノドスの総合コーディネーター、2018年10月には、若者に関する司教協議会第15回通常総会の監査役に任命されました。
2019年5月、他の女性4名、男性1名とともに、カトリック教会の司教協議会事務総局の相談役に任命されました。女性がこの役職に任命されたのは初めてのことでした。シスター・ナタリーは、Roman Curia(ローマ教皇庁の黙想リトリート)において、一年間のリーダーとして女性に依頼してはどうかという象徴的なステップの提案をしました。
2021年2月、教皇フランシスコはシスター・ナタリーを司教協議会の次官に任命し、カトリック司教協議会で投票権を持つ最初の女性となりました。彼女はスペイン人司祭ルイス・マリン・デ・サンマルティン神父と共にこの使徒職に従事しています。サンマティン神父とシスター・ナタリーは、次官のリーダーであるマリオ・グレック枢機卿とともに、2022年10月に予定されているバチカンの「シノダリティーに関するシノドス」の準備をしてきました。
シスター・ナタリーは、自分の任命が、教皇フランシスコの「教会の生命のあらゆるレベルでシノダリティを実施する」取り組みの一部であり、今後とも女性たちがいかに重要な貢献ができるかを理解してもらうことに役立つと捉えています。
祈り
私たちは、教皇フランシスコがシスター・ナタリーを司教協議会の次官に任命するよう促してくださった聖霊に感謝を捧げます。シノドスの準備の最後の数ヶ月に入るシスター・ナタリーと彼女の同僚たちのために祈ります。教会の新しいあり方に向けたこの動きに何らかの形で参与したすべての人々の上に神の祝福をお授けください。アーメン。
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